市原隼人のプロフィールを語る上で欠かせないのが、生まれ育った神奈川県川崎市高津区の存在です。商業施設と下町情緒が共存する溝の口周辺は、彼の少年時代の思い出が色濃く残るエリアとして知られています。
地元の川崎市立久本小学校から川崎市立高津中学校へと進学した市原隼人は、幼少期から体を動かすことが大好きな活発な少年でした。小学5年生の時に渋谷でスカウトされ芸能界入りを果たしますが、中学時代までは川崎の仲間たちと多摩川の河川敷を駆け回り、泥だらけになって遊ぶ日々を送っていたと過去の手記でも述懐しています。
2001年、岩井俊二監督の映画『リリイ・シュシュのすべて』で主演に抜擢され、鮮烈なスクリーンデビューを飾った当時も、彼の生活の拠点は川崎にありました。急激に注目を浴びる中でも天狗にならず、等身大の自分を保ち続けられたのは、飾らない川崎の空気と、気兼ねなく接してくれる地元の友人たちの存在があったからに他なりません。