体外受精の全スケジュールと通院日数|仕事両立の現実を徹底解説にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
凍結した胚を子宮内に戻す胚移植周期には、自身の排卵メカニズムを活用する「自然周期」と、エストロゲン製剤および黄体ホルモン製剤を用いて人工的に子宮内膜を着床状態へ整える「ホルモン補充周期(HRT周期)」の2種類が存在します。
それぞれの周期における通院日数、投薬管理、スケジュール調整のしやすさの違いを以下の表にまとめました。
項目ホルモン補充周期(HRT)自然周期 / レトロゾール周期編集部の見解・評価通院回数の目安2〜3回(内膜確認、移植当日、判定日)3〜5回(排卵追跡のため頻回通院)通院負担はホルモン補充周期が格段に少ない移植日の確定時期約1週間前に指定可能(黄体ホルモン開始日で調整)排卵確定後(2〜5日前)に確定仕事の休暇申請はHRT周期の方が圧倒的に容易使用薬剤と管理負荷エストロゲン貼布剤・膣座薬など時間厳守の投薬が必須自前ホルモン主体(排卵誘発の内服薬や軽い黄体補充)HRTは飲み忘れ・貼り忘れ厳禁の精神的緊張が伴う適した患者像月経不順・排卵障害がある方、日程を事前調整したい社会人月経周期が規則的で薬の副作用を避けたい方多忙なフルタイム勤務者はHRT周期の選択が主流
ホルモン補充周期は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の補充を開始した日時を「0日」として、胚盤胞であれば5日目に移植日を設定するため、数週間前から移植日の目処を立てやすい利点があります。一方、自然周期は本人の自発的な排卵日を基準にするため、排卵が遅れたり早まったりした場合に移植日がずれ込むリスクを伴います。