百鬼夜行の正体とは?絵巻の真相から遭遇時の対処法まで徹底解説

百鬼夜行の正体とは?絵巻の真相から遭遇時の対処法まで徹底解説

百鬼夜行の正体とは?絵巻の真相から遭遇時の対処法まで徹底解説について知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。

当時の民間伝承において、百鬼夜行を直接目撃した人間は「呪い殺される」か「発狂して命を落とす」と本気で恐れられていました。そのため、遭遇を回避・防御するための百鬼夜行遭遇時の対処法が体系化されていました。

1. 外出を一切取りやめる「夜忌み(よいみ)」の徹底

百鬼夜行日に指定された夜は、貴族から庶民に至るまで一切の夜間外出を禁じ、屋敷の雨戸を固く閉ざして身を潜めました。これを行政・貴族社会では「夜忌み(物忌み)」と呼びました。

2. 衣服に「尊勝陀羅尼(そんしょうだらに)」を縫い込む

どうしても外出せざるを得ない場合や急な宿直の際には、密教の強力な防護呪文である「仏頂尊勝陀羅尼」を記した護符を襟元や髻(もとどり)に縫い込みました。『大鏡』には、藤原道長が若い頃、この護符を持っていたおかげで物の怪の群れを無傷でやり過ごした逸話が記されています。

3. 秘伝の神呪(呪文)を唱える

もし路上で不意に出くわしてしまった場合、目を伏せて地面にひれ伏し、以下の呪文を繰り返し唱え続けるべしとされていました。

「カタシハヤ エカセニクリニ タメルサケ テエヒ アシエヒ ワレシコニケリ」

この呪文は「難い(かたい)酒を早く飲ませて酔わせ、その隙に私は逃げ去った」という意味の古代の言霊であり、鬼たちの注意を逸らし幻惑させる効果があると信じられていました。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。