「関コレ」の愛称で親しまれる関西コレクション。その最大の強みは、従来のファッションショーの枠にとらわれない圧倒的なエンターテインメント性だ。トップモデルだけでなく、チャンネル登録者数数百万人を誇るYouTuberや、TikTokでバズを連発するクリエイターたちが一堂に会する。
しかし、そのアグレッシブな集客戦略こそが、諸刃の剣となっている。あるイベント関係者は匿名を条件にこう語る。「数万人規模の会場を埋めるため、バズの瞬発力があるインフルエンサーのキャスティングが最優先される。だが、彼らの中には生放送や大規模なステージでのマナー、コンプライアンスの意識が薄い者も混ざっている。バズを狙うあまり、ステージ上での過激なパフォーマンスや配慮に欠ける発言が飛び出し、現場の制御が効かなくなるケースが増えた」。
今回世間を騒がせたシーンも、まさにこの「狙いすぎた演出」と「出演者の暴走」が交錯した瞬間だった。SNSで拡散された動画には、台本にない突発的な行動に対し、スタッフが慌てて対応する様子が映し出されている。