他人に意地悪をしているとき、人間の脳内では何が起きているのか。実は、攻撃的な行動をとるたびに、脳は強いストレスに晒されている。他者を監視し、隙を見つけて攻撃するプロセスは、脳の扁桃体を過剰に刺激し、ストレスホルモンであるコルチゾールを大量に分泌させる。
この状態が慢性化すると、脳の認知機能を司る前頭葉が萎縮し、感情のコントロールがさらに効かなくなる。つまり、他者を攻撃すればするほど、自らの脳を破壊し、より猜疑心が強く、不幸を感じやすい脳へと自らを改造しているのだ。科学的に見ても、悪意はブーメランのように自分に返ってくる。