松本潤とジュニアの物語を語る上で欠かせないのが、1990年代後半に社会現象を巻き起こした「ジュニア黄金期」です。松本潤の入所日は1996年5月17日。当時、オーディションを受けることなくジャニー喜多川氏からの直接電話でレッスンに呼ばれたという、いわゆる“エリート入所”のエピソードはファンの間でも有名です。
入所当時の同期や近い世代には、後に嵐として共に歩む相葉雅紀や二宮和也をはじめ、生田斗真、山下智久といった錚々たる顔ぶれが並びます。テレビ番組『8時だJ』などを通じてジュニア人気が爆発する中、あどけなさと抜群の華やかさを併せ持っていた松本潤は、瞬く間に中心メンバーの1人として頭角を現しました。
当時の現場は、何十人ものジュニアが限られたマイクやポジションを奪い合う熾烈なサバイバルの場。松本潤自身も「ステージのどこに立っていても自分をアピールしなければ埋もれてしまう」という危機感と戦いながら、パフォーマンスの基礎とプロ意識を徹底的に体に叩き込みました。このジュニア時代に培った現場感覚こそが、現在のクリエイターとしての原点となっています。