直球の元ネタとなったのは、日本の誇る伝統的ジャンル「特撮スーパー戦隊」シリーズである。5人組の戦隊ヒーローがそれぞれ固有の立ち位置とキメ顔で画面を飾る演出を、宇宙規模のアクションSFアニメという真逆の世界観へ移植したのだ。
隊長であるギニューをはじめ、リクーム、バータ、ジース、グルドの5人が組み上げるフォーメーションは、本来なら最高にクールなはずだった。しかし、冷酷無比な悪の帝王フリーザの前で、彼らが極めて真面目にポーズを披露し、フリーザ本人が思わず絶句するシーンは、ジャンプ誌面でも語り継がれる屈指の名場面となった。