物語の根底にあるのは、「白衣の天使」という固定観念を覆し、命の現場で泥臭く戦う「白衣の戦士」たちの成長譚です。病院という場所で日々巻き起こる人間ドラマ、患者やその家族が抱える複雑な事情、そして医療従事者自身のプライベートな苦悩がテンポ良く描かれます。
新米のはるかは、初日から失敗を重ねて夏美に叱責されながらも、元ヤン仕込みの根性と持ち前の行動力で患者の頑なな心を解きほぐしていきます。一方で夏美は、結婚相談所での空回りに悩みつつも、看護という天職に対する情熱を再認識していきます。ふたりはお互いの弱点を補い合い、数々の困難な症例やトラブルを乗り越えていきます。
物語のクライマックスとなる最終回では、病院全体を揺るがす緊急事態とそれぞれの恋の決着が描かれました。はるかと同期の斎藤は、数々の試練を共に乗り越える中で互いにかけがえのない存在であることを自覚し、不器用ながらも真っ直ぐな告白を経て確かな絆を結びます。また、婚活に奔走していた夏美は、常に近くで自分を見守り支えてくれていた上司・本城師長の深い愛情に気づき、大人の恋愛関係へと一歩を踏み出しました。
単なるハッピーエンドにとどまらず、翌朝には再び笑顔でナースキャップを締め、病棟へと駆け出していく戦士たちの日常が提示され、前向きな余韻を残す幕引きとなりました。