現在、DAZNやJ SPORTSのアーカイブ特番や野球ファンの語り草として、ディンゴの名前が再びクローズアップされる機会が増えている。近年は国際大会とプロ契約のバランスが常に議論の的となるが、四半世紀も前に「ナショナルチームへの誇り」を選び取った彼の決断は、時代を先取りしすぎていたと言えるかもしれない。
莫大な金銭的成功よりも自らのアイデンティティを貫いた孤高の選択。数字上の成績だけを見れば「期待外れの助っ人」と片付けられがちだが、彼の足跡を辿ると、プロアスリートがキャリアの中で何を最も大切にすべきかという普遍的な問いが浮かび上がってくる。