テレビ朝日退社後、多くの人が予想した「フリーアナウンサーとしての事務所所属」というレールを富川氏は真っ向から拒絶しました。彼が選んだのは、世界屈指の自動車メーカーであるトヨタ自動車の所属社員という立場でした。
この異例すぎる富川悠太 転職劇に、家族も当初は激しく動揺したといいます。前述のラジオ番組の中で富川氏は、退社と転職の決意を実父に報告した際のエピソードを披露しています。息子の将来を案じた父親から返ってきた言葉は、ただ一言「やめとけ」という痛烈な反対でした。キー局の元メインキャスターという輝かしい肩書を捨て、50歳を前にして一企業の一員となるリスクを考えれば、親として当然の反応でした。
それでも富川氏の決意が揺らぐことはありませんでした。現場で汗を流す人々を直接取材し、自社の利害を超えてモビリティ社会の未来を伝えるトヨタイムズの構想に、自らの報道人としての命運を賭けたのです。
気になるのが、キー局エースから巨大企業へ移籍したことに伴う富川悠太 年収の推移です。テレビ朝日時代の富川氏の推定年収は、役職手当や時間外、キャスター手当を含めて約1,800万〜2,000万円前後とされていました。一方、トヨタ自動車の幹部・主査クラス(専門職・シニアプロフェッショナル層)の給与体系に照らし合わせると、現在の年収水準も基本給や業績賞与を合算して推定1,500万〜1,800万円程度と極めて高水準を維持していると考えられます。