ここで、海外の撮影現場から届いた独占裏話を紹介しよう。近年、ハリウッドをはじめとするメガスタジオの現場では、カメラが回る直前に監督やキャスト陣が「¡Vamos!」と声を掛け合う光景が日常茶飯事になっている。
ある大手制作関係者は「長時間の撮影で集中力が切れかけたとき、現場の士気を一瞬で跳ね上げる魔法の合図が『バーモス』なんだ。英語の『Let's go』よりもどこか野性味があり、感情のギアが一段上がる」と明かす。また、吹き替えや字幕の翻訳チームにとっても、「バーモス」をどう訳すかは職人技の見せ所だ。単に「行くぞ」と訳すのではなく、あえて「バーモス!」と原音のまま残すことで、作品が持つ熱量とライブ感をそのまま届ける手法が、現在の作品づくりでは主流となりつつある。