軽井沢のお土産事情を語る上で外せないのが、国道18号線沿いに位置する「ツルヤ軽井沢店」の存在です。週末の午前中、広い駐車場は県外ナンバーの高級車で埋め尽くされ、カートいっぱいに商品を詰め込む買い物客の姿が日常の光景となっています。観光地の中心街からやや離れた一角にあるローカルスーパーが、なぜこれほどの熱狂を生み出しているのでしょうか。
その核心にあるのが、ツルヤ軽井沢店限定おすすめとして名高いプライベートブランド(PB)商品の突出した商品力です。長野県産ふじりんごの角切りと国産バターを黄金比で配合した「りんごバター」や、低温真空フライ製法で果実本来の香りを凝縮した「信州産ドライフルーツ」シリーズは、1袋あたり300円〜600円台という驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。さらに軽井沢発祥の世界的名店・丸山珈琲と共同開発した「ツルヤオリジナルブレンド」など、名店とのコラボレーションも抜かりありません。
一方で、伝統の重みを感じさせるのが旧軽井沢銀座通り名物お土産の数々です。ジョン・レノンが足繁く通ったことで知られる「フランスベーカリー」のフランスパンや、明治時代から避暑客の朝食を彩ってきた老舗の保存食文化。大量生産が困難な手作りの滋味深さと、ツルヤが提案するハイセンスかつ合理的な日常食の提案。この2つの拠点が織りなす「ハイ&ロー」の買い分けこそが、軽井沢リピーターがたどり着くお土産購入の最適解となっています。