試合終了直後、スタンドの大歓声に迎えられてお立ち台に上がったヒーローは、充実感と安堵の入り混じった表情でマイクを握りました。テレビ中継や報道各社の会見取材において、選手が語った肉声には強い覚悟が滲んでいました。
「前の打者が粘って最高の形で繋いでくれたので、自分はとにかくランナーを還すことだけを考えて打席に入りました。打球が抜けた瞬間、アルプススタンドの歓声が耳に届いて鳥肌が立ちました」
試合を決定づけるホームランや長打を放った打撃面での活躍はもちろんのこと、守備でも再三にわたり投手を助ける好捕を披露。個人の数字以上に「チームの勝利のために自分ができる役割を果たす」という献身的な姿勢が、随所に表れた一日でした。