初代『民王』は、テレビ朝日系の「金曜ナイトドラマ」枠(23時台)で放送され、深夜帯としては異例の高視聴率と高い見逃し配信数を記録した。エッジの効いたブラックユーモアや自由度の高い演出は、深夜のターゲット層に劇的に刺さったのだ。
しかし、続編『民王R』が投げ込まれたのは、より広い客層が観る火曜9時のプライム帯。時間帯が繰り上がったことで、局側に求められる「世帯視聴率」「個人視聴率」のハードルは一気に跳ね上がった。深夜時代の毒気やマニアックなギャグ演出をそのまま持ち込むにはリスクが大きく、万人受けを狙うマイルドな路線への変更を余儀なくされた。このターゲット層のギャップが、コアファンの離脱と数値上の苦戦を招いた側面は否定できない。