NISA(少額投資非課税制度)の普及に伴い、同社は代表的な高配当株として個人投資家の圧倒的な支持を集めている。積極的な株主還元姿勢を打ち出しており、増配傾向や自己株式取得の実施は投資家にとって大きな魅力だ。だが、高利回りという数字の裏側には、資源相場の急変という大きな落とし穴も潜んでいる。
過去の歴史が示す通り、エネルギー市況の急落局面では減益に伴う株価下落と配当の伸び悩みというダブルパンチに見舞われるリスクが存在する。純利益に対する配当性向の推移やフリーキャッシュフローの状況を無視して「高配当だから」という理由だけで買い進めるのは無謀と言わざるを得ない。利回りの高さは、それ自体が事業リスクの高さを市場が織り込んでいる結果でもあることを認識すべきだ。