春の訪れとともに、川沿いは見事な桜色の廊下へと姿を変える。「善福寺川緑地」から「和田堀公園」へと続く約4.2キロメートルの区間には、およそ700本ものソメイヨシノやヤマザクラが立ち並び、訪れる人々を魅了してやまない。
地元住民がこっそり教えてくれた絶景ポイントは、成宗弁天池近くに位置する「尾崎橋」周辺だ。両岸から大きく差し出された桜の枝が川を覆い、ピンク色のトンネルを創り出す。満開のピーク時には、息をのむような美しさが広がる。訪れる前にGoogle マップで周辺の歩行ルートやビュースポットをチェックしておけば、スムーズに現地を回れるはずだ。
散策の途中で寄り道したいのが、周辺に点在するカフェ文化。古い木造家屋を改装したノスタルジックな喫茶店や、こだわりの焙煎豆を淹れるコーヒースタンドが散歩道沿いに息づく。テイクアウトしたカフェラテを片手に、川沿いのベンチで水音と鳥の羽ばたきに耳を傾けるひとときは、都会の慌ただしさを忘れさせてくれる。