離婚の背景として当時もっとも世間の注目を集めたのが、山下久美子さんの後輩であり親友関係でもあった今井美樹さんの存在でした。今井さんは山下さんの紹介を通じて布袋さんと知り合い、後に布袋さんが楽曲「PRIDE」などを手がけたことで急接近したとされています。
山下久美子さんが2002年に上梓した自伝『ある愛の詩』では、夫と親友の間で起きていた変化に対する当時の胸中や、苦悩の日々が克明に綴られています。信頼していた二人の関係性に揺れ動きながらも、最終的に布袋さんを手放す決断を下すまでの心理描写は、多くの読者に切実な痛みと共感をもたらしました。
布袋寅泰さんは山下さんとの離婚から約1年半後の1999年6月に今井美樹さんと再婚しました。布袋寅泰さんの歴代妻として山下久美子さんと今井美樹さんの名が並ぶこの経緯は、当時ワイドショーや週刊誌で「略奪愛」として連日センセーショナルに報じられることとなりました。