ナカヤマフェスタを語るうえで外せないのが、その強烈な性格と気性難です。父ステイゴールド譲りの激しさは筋金入りで、調教で走る気をなくせばピクリとも動かず、厩舎スタッフへ威嚇して噛みつこうとするなど、常に周囲を緊張させる存在でした。
しかし、管理した二ノ宮敬宇調教師をはじめとする厩舎チームは、その気難しさを力へと変換させるために徹底的な試行錯誤を重ねました。蛯名騎手も「スイッチが入った時の集中力と勝負根性は世界トップクラス」と振り返る通り、気性の激しさこそが極限の勝負所で世界の名立たる強豪をねじ伏せる原動力となっていたのです。