Google Pixel Foldを日常のメイン端末として使い込む中で、まず直面するのが約283gというずっしりとした重さです。一般的なフラッグシップスマートフォン(200g前後)と比較しても明らかに重く、片手で長時間操作していると手首に確かな疲労感が蓄積します。折りたたみ時の厚みも約12.1mmあるため、タイトなズボンのポケットに入れると強い圧迫感を覚える点は、携帯性を最重視するユーザーにとって大きな妥協点となります。
また、購入者の間で「後悔した理由」として頻繁に挙げられるのが、ヒンジの開閉仕様とディスプレイのベゼル幅です。本機を開いた際、自然な力加減では178度付近で止まり、完全に180度のフラットな状態にするには意識的にグッと押し広げる必要があります。さらに、内側ディスプレイの上下左右には頑丈なヒンジ機構を保護するための太めのベゼルが存在し、近年のベゼルレス端末に慣れていると少々無骨な印象を受けるのも事実です。
チップセットに搭載されている「Google Tensor G2」の発熱とバッテリー持ちに関しても注意が必要です。Web閲覧や動画視聴といった日常タスクでは問題ありませんが、真夏の屋外でのカメラ連続撮影や負荷の高い3Dゲームプレイ時には本体が熱を持ちやすく、バッテリー消費のスピードが早まる傾向が見られました。朝から晩まで充電器なしでハードに使い倒す場合、夕方以降に残量への不安を感じる場面が生じる点はデメリットといえます。