奇妙なことに、被害に遭った個体の周囲にはスカベンジャー(コヨーテやハゲワシなどの腐肉食動物)が数日間にわたり一切近寄ろうとしない。本来なら真っ先に食い荒らされるはずの死骸が、猛暑のなかでも腐敗が極めて遅いという報告も相次いでいる。この現象を分析した環境生物学の最新研究チームは、土壌や生体サンプルから微小な放射性同位体や人工的な化学物質の残留物を特定した。
こうした異常事態に対して行政も無関心ではいられなかった。歴史を振り返れば、1970年代から80年代にかけて連邦捜査局(FBI)が大規模な調査に乗り出し、数千ページに及ぶ公式報告書を作成している。だが、決定的な容疑者や動機を特定することはできず、捜査は暗黙のうちに打ち切られた。政府公式見解の裏に隠された不都合な真実を巡り、現在も様々な議論が交わされている。