この潮流はエンタメの世界にとどまらず、一般のライフスタイルやメイクトレンドにも劇的な変化をもたらしている。火付け役となったのが、SNSを中心に定着した「顔タイプ診断」の普及だ。
直線要素を多く持つ「クールタイプ」や「エレガントタイプ」に分類される顔立ちは、かつて「フェミニンな服が似合わない」と悩みの種になることもあった。しかし今、ジェンダーレスビューティーの広がりとともに、その骨格こそが「最もモードで洗練された個性」として再定義されている。
丸みを強調する甘いメイクではなく、持ち前のシャープな骨格を際立たせるコントゥアリングや、毛流れを生かした直線的なアイブロウ。陰影を味方につけたメイクテクニックは、自分の顔立ちを誇らしく受け入れる現代の女性たちから絶大な支持を集めている。