導入を検討する多くのユーザーが陥りがちなのが、「ハンドストラップを付けていれば画面破損のリスクはゼロになる」という過信です。しかし、ガジェット修理専門店の現場スタッフを取材すると、意外な盲点が浮き彫りになります。
「手首にストラップを巻いた状態で手を滑らせた際、ストラップの長さに余裕がありすぎると、ちょうど机の角や階段の段差に振り子のようにヒットして液晶が割れるケースが珍しくありません」
ショルダーストラップと異なり、ハンドストラップは手首を中心とした回転半径(約15cm〜25cm)を持ちます。この「遊び」が大きすぎると、落下時の衝撃そのものは手首で止められても、落下途中で周囲の硬質な突起物にスイング衝突してしまうのです。手首を通したときに指先でスマホを無理なく保持でき、かつ手首からすっぽ抜けた際に落下ストロークが10cm以内に収まるジャストサイズに調整できるモデルを選ぶことが、物理的な二次被害を防ぐ鉄則です。
また、「スマホケースの形状を選ばず何でも挟める」というネットの謳い文句にも注意が必要です。ケース底面の充電ポート開口部が大きく開いた「オープン型(下部開放型)」のハードケースでは、挟むだけホルダーを固定できず滑り落ちてしまいます。必ず底面が全周カバーされており、コネクタ用の穴だけが独立してくり抜かれているケースであるかを確認しなければなりません。