ネット上のコミュニティ(X、ファン掲示板、レビューサイト等)において、戸谷氏に対するファンの反応は極めて複雑かつ多層的です。単なるバッシング一辺倒に終わらないのは、彼が演じた『仮面ライダーディケイド』の海東大樹という役柄が、特撮史に残る極めて魅力的なキャラクターだったからに他なりません。
放送から十数年が経過した現在でも、「戸谷公人のディエンド以外は考えられない」「海東の台詞回しや銃の扱い方は唯一無二だった」という芝居に対する称賛の声は絶えません。一方で、金銭トラブルが発覚した際には、「役柄の『怪盗』という設定と現実の金銭問題を重ねて失望した」「お宝を奪う役だからこそ、現実では誰よりもクリーンであってほしかった」という、特撮ファンならではの悲痛な叫びが溢れました。
しかし、結婚と新しい命の授かりを報告した投稿に対しては、数千件のいいねとともに「おめでとう」「父親としてしっかり家族を守ってほしい」「いつか胸を張ってディエンドとして戻ってきてほしい」という温かい激励のリプライが多数寄せられました。過ちを厳しく批判しつつも、役者としての才能とキャラクターへの愛着を捨てきれないファン心理が、現場の生の声として克明に現れています。