「病院に行っても湿布をもらうだけだから」と自己判断で放置してしまうと、思わぬ尾てい骨骨折の後遺症に悩まされる危険性があります。
尾骨には、骨盤の底を支える「骨盤底筋群」や複数の靭帯が付着しています。骨が大きく曲がった状態(前屈・側屈変形)で癒合してしまうと、以下のような慢性的なトラブルを引き起こす要因となります。
・慢性尾骨痛(コッキシゴディニア):骨折後何ヶ月、何年経っても硬い椅子に座ると尾骨が当たって痛む。
・排便障害や便秘:骨が前方に折れ曲がって直腸を刺激し、排便時の不快感やいきみにくさが残る。
・骨盤底筋機能の低下:産後の女性などの場合、将来的な尿もれや骨盤臓器脱のリスクが高まる。
初期の段階で医師の診察を受け、骨のズレの度合いを確認し、必要に応じた安静期間をしっかり設けることが、将来にわたる痛みの慢性化を防ぐ唯一の防壁です。