そもそも、色違いポケモンの原点は1990年代に田尻智氏の構想から生まれたゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 金・銀』にさかのぼる。ゲーム内での天文学的な低確率という希少価値を、映像作品へと昇華させた手腕は見事というほかない。
株式会社ポケモンが主導する緻密なクロスメディア戦略のもと、ゲーム産業におけるコレクター精神の刺激と、アニメーション産業における映像美の融合が見事に結実している。アニメ表現では、ゲームのドット絵や3Dモデルでは表現しきれない「光の揺らぎ」「気迫」「神々しさ」がダイナミックに描かれる。制作を手掛けるOLMの職人技は、色違いポケモンの魅力を200%引き出し、視聴者に「もし自分も出会えたら」という夢を抱かせ続けている。