鈴鹿央士の真骨頂は、善人から屈折した悪役までを完璧に演じ分けるそのレンジの広さにある。日曜劇場『ドラゴン桜』では、成績優秀でありながら周囲を見下すプライドの高い生徒・藤井遼役を熱演。挫折を味わいながら人間的に成長していく姿を泥臭く演じ切り、それまでの爽やかなイメージを鮮やかに覆した。
さらに『六本木クラス』では、複雑な生い立ちと愛憎の狭間で苦悩する長屋龍二役を担当。愛する人のために自らを冷徹に染め上げていく豹変ぶりは圧巻で、視聴者に強烈な緊迫感を与えた。また、名作少女コミックを実写化した『君に届け』では、誰もが憧れる爽やかな好青年・風早翔太を自然体で体現し、世代を超えた支持を獲得している。