Q1:家電量販店でエアコンを買った時、化粧カバーを断ってしまいました。今から同じ量販店に後付けだけ頼むことはできますか?
A1:原則として断られる可能性が極めて高いです。大手量販店の工事受付規定では、エアコン本体の配送・設置と同時に申し込む場合のみカバー施工を受け付けており、設置完了後の「後付け単独工事」は下請け業者のリスク管理や補償の問題から一律で対象外としている店舗がほとんどです。どうしても後付けしたい場合は、量販店ではなく「くらしのマーケット」等のマッチングサイトで個人の空調業者を探すか、地元のエアコン工事専門店に直接相談する必要があります。
Q2:室内の配管が露出していて見苦しいです。配管を一切外さずにDIYでカバーを付ける裏技はありませんか?
A2:配管を外さずに施工できる唯一の方法は、配管の裏側にベース(裏板)を通すスペースが最初から空いている直線部分に限定されます。裏板を通す隙間がない場合、強引に配管を引っ張れば接続部が緩んでガス漏れを起こします。裏技的なアプローチとしては、硬質な化粧カバーを諦め、配管に干渉しない「壁紙と同色のファブリック製配管スリーブ」を被せるか、配管の手前に突っ張り式のパーテーションやブラインドを設置して視覚的に隠す方法が最も安全でコストもかかりません。
Q3:後付け工事の見積もりを頼んだら、業者から「配管の脱着とガス再充填が必要なので4万円かかる」と言われました。ぼったくりでしょうか?
A3:一概にぼったくりとは言えません。むしろ、配管の破損リスクを正しく理解している誠実な業者である可能性が高いです。配管が硬化して壁に密着している場合、無理にカバーを差し込もうとすればガス漏れ事故を起こします。プロとして確実に施工するためには、一度冷媒ガスを室外機に回収(ポンプダウン)し、配管を外してカバーの裏板を取り付けた上で再接続し、真空引きとガス圧調整を行う必要があります。この工程を踏む場合、新規の配管工事と同等の人工(作業費)がかかるため、3万〜4万円の見積もりは業界の正当な技術相場の範囲内です。