2026年大みそかに放送された『第72回NHK紅白歌合戦』は、2年ぶりの有観客開催となっただけでなく、NHKホールの改修に伴い49年ぶりに東京国際フォーラムで行われるなど、異例づくしのステージとなりました。「Colorful〜カラフル〜」をテーマに掲げ、紅組・白組の司会枠を統合するなど番組の根幹から大きな刷新が図られた放送回です。
ネット発アーティストの本格的な台頭、ジャニーズ勢の世代交代、そして度肝を抜いたサプライズ演出の数々は、音楽シーンの潮流が大きく変化した決定的な瞬間として今なお語り継がれています。本稿では、全出演者の歌唱曲やタイムテーブルの詳細、初出場組の選考背景から伝説となったステージの裏側までを徹底的に掘り下げて解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:Snow Manのリベンジ初出場やまふまふの地上波顔出し熱唱など、ネットカルチャーと新世代が躍進した顔ぶれ
- 要点2:岡山実家からのリモートと思わせ突如会場へ現れた藤井風のサプライズなど、生放送ならではの劇的演出が炸裂
- 要点3:世帯視聴率は当時歴代最低の34.3%(第2部)を記録するも、NHKプラス等による見逃し配信へのシフトを決定づけた転換点に
【全出演者一覧】第72回NHK紅白歌合戦の出場歌手と歌唱曲まとめ
2026年の紅白は、紅組22組・白組21組(特別企画を除く)の計43組が出場しました。長年紅白を支えてきたベテラン勢と、ストリーミングチャートを席巻した新進気鋭のアーティストが見事に融合したラインナップとなっています。
紅組では、大ヒットアニメ『鬼滅の刃』のテーマソングを歌い継ぐLiSAが「明け星」で2年連続のオープニングを飾り、Awesome City Clubが映画主題歌「勿忘」を、millennium parade × Belle(中村佳穂)が映画『竜とそばかすの姫』のメインテーマ「U」を圧巻のスケールで披露しました。大トリ前には薬師丸ひろ子や石川さゆり、そしてトリを務めたMISIAが圧倒的な歌唱力で会場を包み込みました。
白組は、デビュー15周年の節目で初出場を果たしたKAT-TUNが「Real Face #2」を披露したほか、DISH//がバイラルヒットを記録した「猫」を歌唱。後半戦では星野源の「不思議」、白組トリとなった福山雅治の「道標 〜紅白2021ver.〜」など、心に深く染みわたる名曲が並びました。
【タイムテーブル】前半・後半の曲順と注目の特別企画メドレー
番組全体の構成は、テンポの良い前半戦からエモーショナルな企画が詰まった後半戦へと滑らかに繋ぐ構成が取られました。第72回NHK紅白歌合戦曲順のハイライトとなったのが、カルチャーの垣根を超えた特別企画の数々です。
前半のクライマックスを飾ったのは、世界中で愛される日本発のゲーム・アニメに焦点を当てた特別企画でした。2026年に急逝した作曲家・すぎやまこういち氏を偲ぶ『ドラゴンクエスト』の「そして伝説へ」を東京都交響楽団が生演奏。さらにLiSAによる『鬼滅の刃』メドレー、高橋洋子による『新世紀エヴァンゲリオン』の「残酷な天使のテーゼ」へと雪崩れ込み、会場のボルテージは一気に最高潮へと達しました。
後半では、デビュー20周年を迎えたケツメイシが紅白のステージに初登場し、名曲「Life is beautiful」をテレビ初歌唱。さらに松平健による「マツケンサンバII」が東京五輪のスケートボード解説で話題となったワードを交えた特別演出で披露され、日本中をポジティブな熱狂で包み込みました。