『太陽にほえろ!』で確立した人気をさらに強固なものにしたのが、超大型アクション巨編『ゴリラ・警視庁捜査第8班』だ。当時の日本のテレビドラマの常識を遥かに超越した巨大スケールの中、神田はヘリコプターからの降下や高速カーチェイスなど、危険極まりないアクションを自ら果敢にこなした。
劇中で見せた洗練されたガンアクションと研ぎ澄まされた佇まいは、ハードボイルドな世界観と完璧に合致していた。爽やかな好青年というパブリックイメージを軽々と超え、命懸けの任務に挑むプロフェッショナルの凄みを体現。まさに日本のエンタメ界が最もエネルギッシュだった時代の熱量を、その肉体一つで背負い切った瞬間だった。