姶良市内の花火大会において、来場者を最も悩ませるのが駐車場問題と終演後の激しい交通渋滞です。当日の現場ではどのようなボトルネックが発生するのか、過去の交通流データと地元関係者の証言をもとに検証します。
加治木港周辺では、当日の夕方17:00〜18:00頃より港湾道路や加治木駅前通り一帯で交通規制が敷かれます。車両通行止めや一方通行規制が順次発効するため、カーナビの案内通りに進んでも会場付近へは進入できなくなります。実行委員会によって加治木小学校グラウンドや加治木総合支所、柁城小学校などに臨時の無料駐車場が段階的に開放されますが、例年18:30前後にはほぼ満車に達します。
地元警察関係者の分析によると、最大の滞留ポイントとなるのが九州自動車道・加治木ICへの接続道路および国道10号線バイパスの交差点です。打ち上げが終了する20:45から一斉に数千台の車両が動き出すため、駐車場を出るだけで1時間以上、加治木市街地を抜けるまでに2時間近くを要するケースが珍しくありません。
この渋滞の罠を回避する最も確実な手法は、JR日豊本線を利用した鉄道アクセスです。JR加治木駅から加治木港までは徒歩約15〜20分と平坦な道のりであり、列車本数は限られるものの、運行ダイヤに合わせて移動すれば自動車のような出口渋滞に巻き込まれるリスクは完全に排除できます。車で来場する場合でも、1〜2駅離れた「帖佐駅」や「隼人駅」周辺のコインパーキングに車を停め、鉄道で1駅だけ移動するパーク&ライドの活用が極めて有効な対抗策となります。