全自動洗濯機のスタートボタンを押した後、ふとトレイを見て「柔軟剤を入れ忘れた」と気付く瞬間は誰にでもあります。すでに脱水工程まで進んでしまった、あるいは洗濯が完了してしまった場合でも、諦める必要はありません。
柔軟剤を入れ忘れた場合の正しいリカバリー手順
柔軟剤を入れ忘れた場合の対処法として最も確実なのは、洗濯終了後に「すすぎ1回+脱水」コースを追加設定することです。手順は以下の通りです。
- 洗濯槽の中に洗い終わった濡れた衣類が入っている状態を確認する。
- 柔軟剤投入口へ規定量の柔軟剤をセットする(直入れは避け、投入口へ入れる)。
- 洗濯機のコース設定で「洗い」をオフにし、「すすぎ1回(ためすすぎ)」と「脱水(1〜3分程度)」のみを選択してスタート。
この処置を行えば、すでに汚れは落ちているため衣類を傷めることなく、繊維全体へ柔軟成分を均一に行き渡らせることが可能です。なお、まだ洗濯の途中で「1回目のすすぎ」を行っている最中であれば、一時停止ボタンを押し、柔軟剤トレイへ規定量を流し込んで再スタートするだけで問題なくリカバリーできます。
手洗い洗濯で柔軟剤を入れるタイミングと浸け置きテクニック
ウールニットやシルクブラウスなど、手洗い洗濯で柔軟剤を入れるタイミングは、洗剤の泡を十分に洗い流した「2回目(最後)のすすぎ水の中」です。絶対にやってはいけないのは、衣類の上から直接柔軟剤の原液をドボドボと振りかける行為です。油分が繊維の一部に集中して油ジミ(柔軟剤ジミ)となり、取れなくなる原因になります。
正しくは、洗面器や桶に張ったきれいな水へ規定量の柔軟剤を先に垂らし、手でよくかき混ぜて完全に水溶液を作ります。その中に軽く絞った衣類を優しく沈め、2〜3分程度軽く押し洗い・浸け置きを行います。長時間の放置は衣類の伸びや色落ちを招くため禁物です。浸け置いた後は再度水ですすぐ必要はなく、そのまま軽く脱水機にかけるか、バスタオルで挟んで水分を取るのがプロの技法です。