2008年にリリースされたデビューシングル『home』は、まさに彼の闘病体験と家族への愛が凝縮された楽曲です。「帰ろう かえろう」という心温まるフレーズには、病床で家族のもとへ生きて帰りたいと願った彼のリアルな心情が重なっています。
この曲は大ヒットを記録し、その年の『NHK紅白歌合戦』への出場を果たしました。デビュー後も会社員としての勤務を続けながら音楽活動を行うスタイルを貫いたのは、家族の生活を第一に守るという固い責任感があったからです。大きな挫折と向き合ったからこそ紡ぎ出せる深みのある歌声は、日本中の聴き手の琴線に触れました。