隙間テープの寿命を決定づけるのは、接着面の「下地処理」です。貼り付け面の油分やホコリを放置したまま貼ると、結露水が粘着層に浸透して数週間で剥がれ落ちます。プロが実践するサッシ隙間テープ貼り方のコツは以下の4ステップに集約されます。
第1に、無水エタノールまたは中性洗剤の希釈液を染み込ませたウエスで、サッシのアルミ枠を彻底的に脱脂洗浄します。第2に、接着促進用のプライマー処理(または市販のマスキングテープを下地に敷く方法)を行い、将来の剥がしやすさと密着性を両立させます。第3に、テープを「引っ張りながら貼らない」ことが鉄則です。引き延ばして貼り付けると、ゴムの弾性収縮力によって端部から徐々にめくれ上がります。台紙を少しずつ剥がし、指の腹で軽く押さえながら垂直に圧着させていきます。
さらに冬季の施工で避けて通れないのがサッシ隙間テープ結露カビ対策です。気密性を高めるとサッシ枠の室内側と室外側の温度勾配が急激になり、テープ境界部に結露水が集中します。安価なウレタンテープは吸水性が高いため、水分を含んだまま放置されると黒カビの温床と化します。結露が日常的に発生する北側の窓などには、独立気泡構造を持つ撥水性EPDMゴムを選択するか、吸湿速乾性のある防カビ加工モヘアを採用することで、木枠へのカビ移りや腐食を未然に防止し、持続的なサッシ隙間テープ断熱防寒対策を完成させることができます。