ネット上の口コミで頻繁に見落とされている最大の盲点は、「ロープウェイを利用しても、東照宮境内の石段を登る必要がある」という点です。
「ロープウェイで行けば一切階段を登らずに参拝できる」と誤認して訪れる旅行者が少なくありません。日本平駅からロープウェイで久能山駅に到着した地点は社殿の下部に位置しており、そこから徳川家康公が眠る国宝社殿・御廟所までは約100段の急な石段を自力で登る必要があります。手すりは整備されているものの、完全なバリアフリーではないため、足腰に不安がある同伴者がいる場合は注意が必要です。
久能山東照宮は、徳川家康公の遺言により遺骸が埋葬された最初の神社であり、日光東照宮の原型となった絢爛豪華な権現造(ごんげんづくり)が最大の見どころです。社殿全体に施された極彩色の彫刻や「平和の象徴」とされる眠り猫、葵の御紋の意匠など、建築美の鑑賞には最低でも40分〜50分の滞在時間を見込んでおくと、徳川家康 国宝社殿 静岡観光の真価を深く味わうことができます。