「最近見かけない」という世間の疑問に対する答えは極めて明快だ。福士蒼汰は消えたのではなく、活動の主戦場を「国内の地上波テレビ」から「世界水準のプロジェクト」へと戦略的に移行させたのである。消費されるアイドル的人気にとどまることを拒み、自らの手でキャリアを再構築してきた。
かつて彼を熱狂的に支持した層が大人になるのと歩調を合わせるように、彼自身もまた骨太な表現者へと成熟した。地上波のバラエティや単発ドラマで頻繁に見かけることは少なくなったが、その一挙手一投足は今や、アジアや欧米のクリエイターからも熱い視線を注がれている。