そのキャリアの原点は、1950年代の新東宝での銀幕デビューにさかのぼる。清純派スターとして脚光を浴び、映画界の黄金期を駆け抜けた後、急速に普及するテレビの世界へといち早く可能性を見出した先見の明を持っていた。
また、池内さんは自身の芸道を磨くだけにとどまらず、日本俳優連合の活動などを通じて、俳優の労働環境や地位向上にも心を砕いていた。若手俳優が安心して演技に打ち込める環境作りを陰ながら支え、後進への眼差しは常に温かかった。華やかなスポットライトを浴びながらも、決して奢ることなく、現場で働くすべての人々をリスペクトする姿勢が、多くの同業者から深く敬愛された所以である。