現行モデルの争奪戦と並行して過熱しているのが、カール・ラガーフェルドが手掛けた1990年代のシャネル デニム ヴィンテージ市場です。30年以上の歳月を経てなお色褪せない90sアーカイブは、欧米のトップセレブリティやアジアの富裕層コレクターによる買い占めが進んでいます。
特に、大きなCCターンロックが配された当時のバックパックやカメラバッグ、デカココマークのフラップバッグは、当時の定価の数倍にあたる150万円〜250万円以上の値がつくケースも珍しくありません。デニム特有のエイジング(経年変化)が「一点物の味わい」としてポジティブに評価される点も、レザーヴィンテージにはない独自の強みです。
また、アパレルラインであるシャネル デニムジャケットも別格の存在感を放ちます。襟元やポケットにアイコニックなツイードトリムを施したモデルや、ライオンボタン・CCボタンが並ぶジャケットは、単なる衣服の枠を超えた「着用可能なアートピース」として、オークション市場で激しい競り合いが繰り広げられています。