「霧の森」の価値は大福の購入だけに留まりません。馬立川の清流を挟んで整備された広大な敷地には、地産地消のグルメと良質な温泉が揃っており、これらを複合的に楽しむことこそが滞在満足度を最大化させる鍵となります。
昼食時に多くの人が目指すのが、地元食材を活かした霧の森レストランのメニューです。看板料理である「新宮茶そば」は、茶葉の爽やかな風味がダイレクトに伝わる喉越しの良さが特徴。愛媛の銘柄鶏を使用した「媛っこ地鶏の親子丼」や、山菜天ぷらとのセット御膳など、山里ならではの素朴かつ上質な和食が揃っています。休日のランチタイム(11:30〜13:30)は60分以上の待ち時間が発生することも多いため、大福購入直後に受付発券機で順番を確保するのが賢明な立ち回りです。
食後の休憩には、四国中央市の新宮茶カフェ文化を体現する「茶フェ ゆるり」が外せません。古民家風の落ち着いた空間で提供される霧の森 茶フェゆるりの限定スイーツは、挽きたての新宮茶と大福のイートインセットをはじめ、贅沢な抹茶パフェやほうじ茶ラテなど、専門店ならではの濃厚な味わいを楽しめます。特筆すべきは、物販の菓子工房で大福が完売していても、カフェのイートイン用セットとして一定数が確保されているケースがある点です。買い逃した旅行者にとって最後の砦となっています。
さらにドライブの疲労を癒やしてくれるのが、敷地内に湧く天然温泉「霧の森 温泉 交湯館」です。泉質はナトリウム―炭酸水素塩・塩化物温泉。肌にまとわりつくようなヌルヌルとした独特の浴感が特徴で、通称「美肌の湯」として地元住民からも長年親しまれています。露天風呂からは四国の深い緑と渓谷美を一望でき、大福争奪戦の緊張感を忘れさせる贅沢なリラクゼーションを提供しています。