現在でこそ単独の代表曲として認知されている本作ですが、もともとは2005年1月12日にリリースされた11作目のオリジナル盤であるスピッツ アルバム スーベニア 収録曲の1曲目として世に出た作品でした。前作『三日月ロック』から約2年3カ月ぶりとなった同アルバムは、プロデューサーの亀田誠治とともに強靭なガレージロックのダイナミズムを突き詰めた名盤として知られています。
アルバムの幕開けを飾る1曲として制作された段階から、バンドメンバー全員がこのテイクに対して並々ならぬ手応えを感じていました。ドラムの力強いスネアの抜け、歪みながらも美しく重なるギターリフ、そしてうねるベースライン。単なるポップソングにとどまらない骨太なロックアンサンブルとしての完成度の高さが、結果としてアルバム発売からわずか3カ月後のシングルカット(両A面シングル『春の歌/テクテク』)へとつながっていきました。