婚約破談以降、加熱するワイドショーの報道合戦や過密なスケジュールの中で、宮沢りえの体調異変が囁かれ始めます。メディアの前に現れるたびにスリムさを超えて骨張っていく姿に、拒食症や激痩せの深刻な懸念が連日大々的に報じられました。
1990年代半ばには出演舞台の降板や自殺未遂騒動といった不穏なニュースが相次ぎ、芸能界の第一線から一時的に姿を消す事態へと追い込まれます。一時はアメリカ・サンタフェへ移住し、静養を余儀なくされました。
世間の無遠慮な好奇の目に晒されながらも、彼女は逃げることなく自分自身の心身と向き合い続け、長い潜伏期間を経て再び表現の場へと歩みを進める準備を整えていきました。