日常会話やビジネスメールで頻出する「謝罪」と「感謝」。ここにも明確な境界線が存在する。
例えば、「ご迷惑をおかけしてすみません」と言うとき、なぜ “Sorry to you” ではなく “Sorry for the trouble” なのだろうか。
to を使うと、謝罪の気持ちが相手に向かって一方的に突き刺さるような、どこか一方通行で事務的な響きになりやすい。一方で for は、その「理由や原因(=迷惑をかけたこと)」に対して申し訳なく思う、というニュアンスになる。
感謝も同様だ。“Thank you to you” とは言わない。“Thank you for your help” と言うのは、相手の「助け」という行為(利益)に対して感謝のベクトルを向けているからだ。