原宿と渋谷の狭間に位置するキャットストリート。若者カルチャーの発信地として知られるこの場所で、オーナーの車田篤氏が創業した当時のアプローチは極めて刺激的だった。単に食事ができる場所を提供するのではなく、アメリカの西海岸カルチャー、音楽、ファッション、インテリアが融合したコミュニティを形作ったのだ。
店内を一歩訪れると、ミッドセンチュリーの雰囲気を纏った木製家具や、アメリカから直接買い付けられたアンティーク小物が目に入る。漂うオールドアメリカンの空気感。BGMの選曲ひとつにも妥協がなく、ここでの食事は視覚、聴覚、そして味覚を総動員するひとつのカルチャー体験として完結している。