作品のボルテージを極限まで引き上げる存在として、隊長・副隊長クラスのキャラクターを外すことはできない。特に第1部隊隊長の鳴海弦は、プライベートのズボラなゲーマー姿と、戦闘時の圧倒的強さという極端なギャップでファンの心を掴んで離さない。最前線で命を張る男の矜持が、あの鋭い眼光と切り裂くような決断力に凝縮されている。
一方で、第3部隊副隊長の保科宗四郎が見せる刀武術の殺陣は、アニメーション表現の到達点とも称される。大型怪獣には銃火器が有効とされる世界観の中で、あえて小型〜中型怪獣の核を刀で討ち取るスタイル。関西弁のひょうひょうとした態度から一転、超高速の連撃を繰り出す瞬間の緊張感は息をのむほどだ。彼らが背負う重圧と個性の立ち方は、作品の層を一段と深くしている。