物語終盤の全面戦争において、彼女が迎えた結末は多くの読者の涙を誘った。対峙したのは、長年「好き」という感情をぶつけ続けてきた麗日お茶子。自身の血を吸う「吸血鬼」としてではなく、一人の人間として正面から向き合ってくれたお茶子に対し、彼女は初めて心の救済を感じる。
致命傷を負ったお茶子を救うため、彼女は自らの「個性」を使い、献身的な輸血を決意する。かつて他者から奪うためだけに流されていた血が、最後は大切な存在の命をつなぐために与えられたのだ。作中に散りばめられていた「カワイイの基準」や「血の共有」という伏線が結実したこの最期は、彼女が自分自身の愛を証明した瞬間でもあった。