「前回の診察から今日までの2週間、夜間低血糖が3回起きていますね」
診察室で医師が開くモニターには、患者が日々の生活の中で記録したデータがグラフ化されて並ぶ。専用のクラウドプラットフォーム「LibreView」を通じ、データはリアルタイムで医療機関へ共有されている。
従来の「手帳に手書きされた血圧や血糖値」をパラパラと捲る診察は姿を消しつつある。正確なデータに基づくディスカッションが可能になったことで、診察時間は短縮され、より本質的なアドバイスに時間を割けるようになった。都市部と地方の医療格差を埋める遠隔診療においても、このデータ連携は強力な武器となっている。