スネ夫の音楽語りにおいて絶対に外せないのが、公式キャラクターソングとして語り継がれる「スネ夫のおぼっちゃマンボ」だ。ラテン調の陽気なマンボのリズムに、ナルシシズム全開の歌詞を乗せたこの楽曲は、一度聴いたら頭から離れない強烈なインパクトを誇る。
アニメ『ドラえもん』を手がけるシンエイ動画のスタッフ陣と音楽プロデューサーは、単なる子供向けアニメソングの枠に収まらない本物のサウンドを追求した。裕福な家庭で育ったお坊っちゃまという骨川スネ夫のキャラクター性を、当時最先端のゴージャスなホーンセクションとラテンパーカッションで表現。あえて本格派のラテン・リズムにコミカルなセリフを載せるギャップこそが、半永久的に色あせない中毒性の源泉となった。