鬼殺隊における昇格の基準は極めてシンプルであり、同時に冷酷だ。基本的には「鬼を倒した数」や「任務の難易度」に応じて段階的に上がっていくとされるが、最高位である「柱」になるためには「甲の階級であること」に加え、「鬼を50体撃破する」か「十二鬼月を倒す」という明確なKPI(重要業績評価指標)が課されている。
このシステムは一見、完全な実力主義(成果主義)に見える。しかし、命のやり取りが前提となる現場において、この査定はあまりにも過酷だ。配属されるエリアや、遭遇する鬼の強さには運も絡む。炭治郎たちのように、新人でありながらいきなり十二鬼月と対峙せざるを得ないケースもあれば、地道に雑魚鬼を狩り続けるルートもある。評価の公平性と生存率の低さ。鬼殺隊は、見方によっては究極のブラック組織と言えるかもしれない。