実際に現地へ足を運ぶと、本園とは南浅川を挟んだ対岸に広がる陵南公園 分園 グラウンドの独特なロケーションが目を引きます。春には桜並木が視界を彩り、川のせせらぎが聞こえる開放的な借景は、都心近郊の球場では滅多にお目にかかれない贅沢なプレイ環境です。
グラウンドは内野が丁寧に転圧されたクレー(土)、外野が天然芝混じりのフィールドで構成されており、イレギュラーバウンドが起きにくい整備状態の良さが際立ちます。現地で活動する草野球チームの主将に話を伺ったところ、「外野後方のフェンスもしっかりしており、南浅川への球飛び出しを防ぐ防球ネットも機能している。この維持管理レベルで2時間1,200円は破格」と太鼓判を押します。
ただし、利用にあたって致命的な盲点となるのが陵南公園野球場 ナイター設備が存在しない点です。照明塔が設置されていないため、営業時間は日の出から日没までが鉄則となります。春分から秋分にかけてのサマータイム期は17時まで問題なくプレーできますが、晩秋から冬季(11月〜1月)の午後枠(15:00〜17:00)を確保した場合、16時過ぎには薄暮によってボールの視認性が著しく低下します。フライを見失うことによる怪我のリスクも急増するため、実質的なプレー時間が削られる覚悟が必要です。