出羽守の横行に対する反動として、SNS上で勢力を伸ばしているのが「逆出羽守(ぎゃくではのかみ)」と呼ばれる存在です。
逆出羽守は、「海外は治安が悪くインフレで崩壊寸前」「日本ほど治安が良くご飯が美味しく安全な国はない」と、海外のネガティブな側面のみを過度に強調し、日本を無批判に全肯定するスタンスを取ります。海外からの建設的な提言や客観的な統計データに対しても「海外かぶれの出羽守め」と即座にレッテルを貼り、耳を塞いでしまうのが特徴です。
ネットの反応を見渡すと、「海外礼賛で日本を貶める出羽守」と「海外蔑視で現実逃避する逆出羽守」が互いに極端な情報だけを投げつけ合い、分断と罵倒の応酬を繰り広げる光景が日常化しています。どちらの立場も事実の一面しか見ておらず、健全な議論を阻害している点では同質と言わざるを得ません。