膨大な漢字データベースを管理する公益財団法人日本漢字能力検定協会が運営する検索サイト「漢字ペディア」には、日常で使用される常用漢字から漢検1級レベルの高度な文字まで網羅されている。しかし、84画の「たいと」のような超・難読字は、検定の枠組みすら超えた規格外の存在だ。
日本語の形態素や使用頻度を調査する国立国語研究所の研究においても、こうした極稀な漢字が日常会話や一般文書に登場する割合はほぼゼロに近いとされる。だが、実用性を超えた場所にあるからこそ、人々はそこにロマンを感じ、文字本来の持つ美しさや歴史の厚みに魅了されるのだろう。